「ドームハウス愛媛」
ドームハウス愛媛 (2)

どっとイブニング!

ここのところアトランタに住む友人hanyさんとLINEでやり取りが頻繁になってきました。

丁度1年前、hanyさんから手紙が届きました。彼女が渡米してから25年経ちます。

hanyさんは渡米してから10年後に結婚、アトランタに移住してから音信不通になっていていました。仕事をリタイヤし、いろいろ整理していたら、私からのポストカードが出てきたので、懐かしくなって便りをくれたとのこと。

25年前は手紙をやり取りするのに1か月かかっていたんですよ。笑

それが、今はLINEで瞬時にやり取りできる。

何気なく、日常のやりとりをしていたのですが、2か月前に「日本に住もうと思っている」

何?ご主人と一緒に日本に帰ってくる?!と話が急展開。それから、新生活のための下調べのためのやり取りが始まりました。相談があったのは松山にあるhanyさんの自宅のリノベーション。

キッチン・バス・トイレなど今住んでいる家のイメージで日本のサイトを探してもない。

家具もIKEAで探しても国によって扱っている商品が違うとのこと。

「家は国によって違う、人の習慣、好み、考え方、今回、日本に帰るにあたって逆カルチャーショックです。」ということで、改めて住まいについて考えているようです。

日本家屋でアメリカスタイルの生活をいかにして?とリフォームに知恵を絞りそうです。

私は、ドームハウスで座布団と手作りのローテーブルで床生活をしています。床材の白木の杉は冬は暖かく夏はヒンヤリなので、心地いいです。

夏は扇風機とスイカ、冬はコタツとみかんという昔ながらの日本的生活です。

夏でも午前中は網戸にしておくと風が通るので極力エアコンはつけません。

夢の里の仲間は掃き出し窓から声をかけてきます。窓に腰かけてしばらく話をすることも多々あります。ちょこっと腰かけられる掃き出し窓は日本の木造家屋の特徴かな?

アメリカ人のバック・ミンスター・フラー博士が開発したフラードームハウスですが、

住い方は、昔ながらの日本の暮らしです。

友人は築45年の日本家屋でアメリカスタイルの生活、私はフラードームハウスで日本スタイルの生活。外観と中身が逆になっているのが面白いですね。

我が家の住いの原点、ドームハウスのナチュラル・ライフを提案する「ライフ・デザイン研究所とは」?

 DSC00337
025


「ライフ・デザイン研究所とは」
2011.1.12

 ライフ・デザイン研究所よりごあいさつと年頭所感

 

はい、どっと・もーにんぐ・やまねこです。(=^o^=)昨日は、鏡開き・十日戎でしたね。

心機一転、ライフ・デザイン研究所も、本格業務スタートです。

やまねこは、このライフ・デザイン研究所を『ロハスな仲間が集う家』と考えていますから今年もロハスな暮らし方、建築デザイン、ハウジングを中心に仲間の方々と取り組んで

ゆきたいと思います。同時にロハス・ヒルズ夢の里とべのプロジェクトを展開して、エコ

ヴィレッジ作りを進めてゆきます。

健康で持続可能な暮らし方・・・をロハスと言いますが、それはまず豊かな地球環境に適応するライフ・スタイルを指しています。

フラードーム・ハウスは、そんなロハスなテーマにもっともふさわしいナチュラル・ハウスのモデルなのです。ドーム構造は、「地球型の家」とも言えます。

 

環境と共存する住まいとしてのドーム・ハウスは、「光と風のある家」として

開放的な空間とエネルギー効率と循環性、自然素材の活用、デザイン・センスとフレキシブルな拡張機能などドーム・ハウスの特性は、ひとりひとりの自由な感性に答えてくれる白いキャンパスを提供してくれます。

また、施工は日本建築の伝統技術を生かし、愛媛県産の杉板を多用するという地産地消のエコな素材選定をしています。

最小の部材で最大の空間を生み出すことが可能な球体構造は、同時に高度な耐震性・強度も保持しています。そして、何よりもエコロジカルであることとエコノミカル(ローコスト)であることを両立するノウハウを結集しているのです。

これまで国内では高級住宅・輸入住宅として扱われてきたドーム・ハウスですが、ライフ・デザイン研究所では、ローコストかつハイ・クォリティなナチュラル・ハウスとしてのドーム・ハウスを提案してゆきたいと思います。

バックミンスター・フラー博士が提唱したシナジェティックスという思想は、本来「汎用性の高さと安価な技術の両立」をめざすものでした。

そいうい意味では、本来のフラー・ドーム・ハウスの理念に一歩近づいたフラー・ドームの国内初めての試みと言えるでしょう

また、施工面の知恵と技術も重要です。当社のフラー・ドーム・ハウスは、アメリカ製のものと異なり、伝統工法や日本の伝統建築の発想も活かされています。

家作りというのは、大工さんをはじめ、あらゆる建設業者さんたちのプロとしての

「モノ作りの知恵」に支えられているのです。「住まい」という場所を形作るという行為は人間にとって、極めて本質的なテーマです。

やまねこは、ここ数年「スローリビング」について考えてきましたが、

大工さんにとって、「住むための知恵」とは、そのまま実際的、プラクティカルなテーマ

なのです。いかに屋根を納めるか?いかに壁を納めるか?いかに棚を活用するか?家のメンテナンスや雨と風対策は?暑さ・寒さのしのぎ方、光と風の取り入れ方、季節と共存する工夫、防虫・防湿・防音などなど住まい環境のテーマの無数の分岐にひとつひとつ答えようとする「努力と知恵の体系」こそが、『有機的建築』と言えるのかもしれません。

『ナチュラル・ハウスは可能か?』というテーマで考えてきたやまねこですが、大工さんたちと作業を共にするうちに新たな発見がありました。季節や自然の変化ととも過ごせる家とは、光と風を受け入れる器としての家であり、同時に自然とのせめぎあいの中で堅固な「呼吸する家」でもあるということです。それは、建築工学的な力と自然の力と人間の力の支えあう第四の力・・・

それこそがフラー博士の言う『シナジェティックス』=宇宙エコロジーの力によって、支えられているのかな、と考えます。