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 今日は、秋を思わせる雨模様の一日でしたね。

ゆらゆらとだだようようにのんびりとすごしていました。

ぼんやりとソフト・アイ、雨にけむる風景のような気分です。

全体を感じるには、ぼーっとしているほうがいいようです。

集中したり、緊張したり、根をつめたりするのは、部分の仕上げにはいいのですが

全体像がみえにくくなりがちです。

そういう意味では、ときおりぽーっとするのも大事かな、と思っています。

集中は、仕上げ作業のようなもので、ボーっと過ごすのは、全体を感じ取って

様々な情報をキャッチするのに向いているのかもしれません。

普段気づかないこと、忘れていたこと、見落としていたこと、全体像みたいなものは

このほうが、よく見えるようです。

メンタルなパラボラ・アンテナみたいなものでしょうか。

宇宙からのプラネット・ウェイブをキャッチするためにも、ぼんやり過ごしてみるのもいいものです。

「焦らない、しめつけない、力を抜く、ひとりになる、何も求めない」

ストレス社会の中では、なかなか難しいことかもしれませんが、メンタル・エクササイズとして

試みてみるといいかも・・・。

何かしていて「わたし」ではなく、なにもしなくても「わたし」・・・・それでいい。

何かに成ろう・・・何か成し遂げようとしなくても、そのままですべては成っているのでしょう。

アラビア人はこれをケーフといい、心を遊ばせる術として親しんでいるようです。

中国人は、座忘(ざぼう)といい、荘子は「逍遥遊」と呼びました。

日本人は勤勉ですから、なんと呼ぶでしょうか?

デクノボー、とか  寝太郎 とか 夢野久作 とかいうのでしょうか。