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『アジアン・ショップ やまねこ軒』http://shop.yamanekocart.com/

(ジャンバラ神像)
はい、どっと・こむ・ばんは(=^o^=)やまねこどす。

今回のインド・ネパールの旅の金字塔はなんといってもブッダカヤなのですが、もうひとつ悦ばしき出会

いがありました。それはジャンバラという神様との出会いです。どうもこの神様を日本に連れて帰った

らしく住まいの管理人さんのおばちゃんから興味深い話を聞きました。

管理人さんは霊感の強い人で、ブッダガヤーのお土産に布地のお釈迦様の仏足石のプリントをあげたので

すが、それをお祀りして寝たところ朝、意味不明の呼び声で起されたそうです。寝ぼけ眼で見ると武具を

つけた神様らしい存在が手に武器らしいものを持って立っていたそうです。よく聞くと確かに毘沙門天に

よく似ています。しかも北側からやってきたというのです。

仏典によるとジャンバラ神=毘沙門天は北方を守る四天王の一柱とされています。さらには呼びかけてき

た言葉が『オパ!』だったというので調べてみるとサンスクリット語で『宝石』を意味するオパールの語

源だとか・・・。ジャンバラは、宝石を吐き出すマングースを腕に乗せています。

そんなわけでカトマンズからつれて帰ったジャンバラ神像を神棚のある南側から部屋の北側にお祀りしな

おしたというわけなのです。

私自身は日本に帰ってきて、少し様子が変わりました。今までならいらだったり腹が立ってしまうような

ことに出会っても一行に情緒に変化がないのです。インドボケというものかもしれませんが、苛立ちから

守られているような感じはしますね。

もうひとつは、時間感覚がまのびしたことです。何かに取り掛かると知らないうちに時が流れているので

す。日本的なシステム時間からインド・ネパールの自然時間になっているのかもしれませんね。

豊かさの神ジャンバラとのご縁は、わたしのなかで『時間』をメタモルフォーゼさせてくれたのかもしれ

ません。何かのための細切れの時間ではなく、ゆったりと川のように流れてゆく時間を魂の基調として

わたしも口から『オパ』=宝石を吐き出したいものです。

『ジャンバラ=毘沙門天』~アジアン・ショップゆまねこ軒より

ジャンバラはネパールではとても人気のある神様です。ヒンドゥー教では、クベーラと呼ばれ日本の大黒様や金比羅さん、毘沙門天の元型。ネパールでは魔を打ち破って、福福しい富をもたらしてくれると信じられています。腕には、なんとマングースを這わせて口から宝石を吐き出しています。その一方で人間の心の毒蛇を食い尽くす霊妙なパワーを秘めているようです。 わたしたちは、富やお金を求めて日々努力していますが、意外とご利益優位な狭い考えに陥りがちです。 ジャンバラはそんな迷いの心や魔の誘惑を食い尽くして、真の財宝・・・豊かな精神性をシンボライズしているように思われます。

ジャンバラの真言:『オーム・ヤクシャーヤ・クヴェーラーヤ・ヴァイシュラヴァナーヤ・ダン・ダンニャディパタイェー・ダン・ダンニャ・シュリームディム・メー・ダッパャー・ダッピャー・スヴァーハー』
(ウィキペディアより)
毘沙門天の姿にははっきりした規定は無く、様々な表現がある。前述のとおり日本では武将風の姿で表され、宝塔を持つ姿が一般的。ほかに三叉戟を持つ造形例もあり、例えば京都・三室戸寺像などは宝塔を持たず片手を腰に当て片手に三叉戟を持つ姿である。 また、中国の民間信仰に於いては緑色の顔で右手に傘、左手に銀のネズミを持った姿で表される。チベット仏教では金銀宝石を吐くマングースを持つ姿で表され、インドでの財宝神としての性格を残している。北方を守護する四天王の一柱。