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(アメジスト&ドラゴン・ブレスレット シルバー925 ネパール釈迦族 リッディ・サーキャ氏製作)



 風のガーデン主題歌『ノクターン/カンパニュラの恋』平原綾香

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこです。

時間の流れが少しずつ変化してきました。

秋口の陽射しの中で影が伸びてゆくように、風景のコントラストの陰影の深まりとともに時間が

まどろんでいるような気がしますね。

中秋が近づいて、空は遠ざかり、月明かりが澄み切って行きます。

銀色、秋色、空の色・・・虚ろな目の色  溶かしたミルク・・

     
   旅人 帰らず

   旅人は かへらず

   汝もまた

   岩間から滲み出た 水霊に過ぎにない

   窓に  うすあかりの点く 人の世の淋しき・・・  西脇順三郎


     

   魂のガイド・ブックス 1 『夢見る力』

 『夢見る力』 おおえまさのり著(作品社)2006年

本の帯に「スピリチュアル思想の先駆者が語る、スピリチュアリティの復権!」とあります。
筆者のおおえまさのり氏は現在64歳。スピリチュアル・ブームにさかのぼること30年。ニューヨークで映画作家活動の後に帰日して、『チベットの死者の書』を世に問いました。インドでの体験をつづった『空なるものの愛に捧げる詩』以来
『超死考』『宇宙の見る夢』『スピリットの森から』『ミラレパ』『魂の源境へ』など多数のガイアと霊性の復権を問う著作を出し続けています。
「いのちの祭り」の草創期呼びかけ世話人でもあります。
本書は、ドリーム・タイムを生きるというアポリジンの知恵の世界からはじまり、地球環境や社会の危機に陥っているわれわれが、大地から切り離された思考に陥っていることを鋭く指摘して再びドリーム・タイムを生きることが、平和への道であることを語ります。
スピリチュアル・・・ということがもっぱら個人の中で語られ、ヒーリング・ブームとなっていますがスピリチュアルとは、もともと大地と生命のつながり・・・ガイアへの目覚めであると思うのです。
実は、わたしはおおえさんに学生時代からお世話になり、現在にいたっておりますが淡々と倦むことなく、スピリチュアルの核心を問い続け、大地(ガイア)と目覚めのオルガナイザーとして活動されています。本書の中でおおえ氏は語ります。
『自己の強固な殻が幻想であること(自己の非実体性)を知ること。それは、全体性への埋没ではなく、自己が他によって支えれていること、自己が創造的な関係の産物であることである。
それは、自己のうちに全世界が参入してくるということである。ドリームタイムの豊かな関係性に支えられて人は、己を世界につむぎだすことができる。創造とは、ドリームタイムが形となって咲き出でてくることに他ならない』
魂の根底に誰でも持っている「夢見る力」を呼び覚まし、大地とともに生きるガイド・ブックといえるでしょう。是非、一読をお勧めします。