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(福岡正信氏 晩年  遺作『いろは革命歌』)


ケイト・ブッシュ 『神秘の丘』



はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこどす。

やまねこはこのところ家庭菜園にとりかかっています。小さなハーブ園を作りたいのです。

庭の七坪くらいの花壇をきれいに草刈して、少し石灰を入れ、腐葉土を撒いたあと先々週

種まきをしました。セイジなどいくつかハーブの苗も植えてみました。花の種と蓮華の種

ダイコンの種をブレンドして、全体に振り掛けました。しばらく水まきをしていると産毛

のようにダイコンと蓮華の芽が出てきました。なんだか、ウハウハした気分がします。

これは、バイオスフィア(生命圏)の緑のオルガノン(器官)なのです。

小さな黄緑の芽たちを見ていると愛しくもなってきます。もし、これが模造品の種であれば

何も生えてくることは無いはずです。命あるものだからこそ、太陽と大地と水と養分のもと

に芽吹きをもたらすのです。

あまりに当然な自然の営みなのですが、そんなありふれた生命の営みにすら目を向けること

少ない都市生活。あまりに多くの人工物に囲まれた都市環境は命の営みを忘却しているかの

ようです。これは、日本の都市特有で欧米ではむしろ部分的な現象かもしれません。

今の日本人について『美しき日本の残像』より、アレックス・カーの言葉を引用してみまし

ょう。アレックス・カーはカリフォルニア大学の東洋学の教授でしたが、20年にわたり

日本に住んでいた大の日本通のアメリカ人です。

『人類が宇宙に移り住む時代が来たら、日本人は一番スムーズに宇宙での生活に慣れるでしょう。その理由は宇宙には、木、草、花、鳥、動物、美術、文化的な街並みなどないからです。 宇宙船の中、あるいは月の上の殖民基地はアルミと蛍光灯の世界です。他の国の人たちは時々自然の森や生まれ故郷の美しい街並みを思い出して、地球に帰りたくなる。けれども、、日本人は日本を思い出してもアルミサッシ、蛍光灯、空に聳える鉄塔、コンクリートとガラスの町しか思い浮かばないので、月面での生活とそう変わらないはずです。』           
                                             アレックス・カー著『美しき日本の残像』より

自然環境と共生してきた日本的美学は失われつつあるのかもしれません。

バブルが崩壊してすでに18年が過ぎ去りました。日本もそろそろ、都市環境の過度なシス

テム化人工環境化を再考すべき時代なのでしょう。自動車に乗る機会を減らして、自転車に乗り、

市民農園を耕し、生活をスロー・ダウンする知恵が求められつつあります。

やまねこは、愛媛が生んだ世界的農業哲学者にして、グリーン・アース(地球緑化)プロジェクトの

実践家、福岡正信さんの残した著書を再読しています。

『いろは革命歌』希望の方は、(089)947-2258 梶原 または(089)988-7105 加藤まで