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『ラスト・クリスマス』ワム

はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)やまねこですよ~。

金のガチョウってなんだか知ってますか?これは、グリム童話のお話です。

黄金のガチョウ

『3人の兄弟がいました。ある日、一番上のお兄さんが森へ木を切りにいくと、小人があらわれてたべものをねだりました。一番上のお兄さんも、つづいて出かけた2番目のお兄さんもことわりました。一番下の弟だけは、べんとうをわけてやりました。すると小人は、おれいに金のがちょうをくれました。

 村の娘(むすめ)たちは、金のがちょうをほしくて手に入れようとしましたが、がちょうにふれたとたん手がはなれなくなりました。弟が町へむかって歩き出すと、出会った人はみんな手がはなれなくなり、後ろにじゅずつなぎになりました。

 町のお城(しろ)には、それまで一度もわらったことがないおひめさまがいました。おひめさまは、このきみょうなぎょうれつを見て、おもわずふき出しました。すっかり感心(かんしん)した王様(おうさま)は、おひめさまと弟をけっこんさせたのでした。』(『世界名作選 グリム童話』より)

森の小人を助けたハンスは、黄金のガチョウをもらいますが、そのガチョウを抱いているハンスに

触れたものはみんな手が離れなくなるのです。絵本によっては、ハンスに触れたものはみんな黄金

になってしまう、というものもあったような気がします。そして、一度も笑ったことのないお姫様

をゲラゲラ笑わせて、めでたく結婚できるという不思議なお話です。

一度も笑ったことのない『内なる人間』を、黄金のガチョウを持った正直者の若者が笑わせる・・

これは、『魂の謎』を語るよく知られたメルヘンですね。

童話においては、お姫様とは常に高貴な人間精神の核心を暗示しています。あるいは、生死を越えた

永遠なる者を象徴しているのですが、では『黄金のガチョウ』とは何を意味しているのでしょうか。

また、触れるすべての人を黄金に変えてしまうとは?

魂の謎と世界の謎の間にある金のガチョウ・・・それは、自然界の精霊が授けてくれた知恵の形

なのでしょうか。そして、その『地球的叡智の形態』は、それに触れるものを最高の形式に変えて

しまうというのです。2010年の黄金のガチョウを探す旅は、続きます。