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(砥部町七折の梅)




『サントリー・ローヤル ガウディ篇』


はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこ亭です。

あいかわらず、SNSについて考えています。編集工学研究所の松岡正剛さん

は、SNSの本質を次のように語ります。

『SNS(ソーシャル・ネッワーク・サービス)の元祖は、スタンフォード大学の卒業生が始めたフレンドスターだった。やがて雨後のタケノコのように類似ソフトや類似サービスが試みられて、「人脈の見える化」が進んだ。その後発の後発として数年前に大当たりしたのがフェイスブックだ。
 人脈? その「見える化」? 何をいまさら「人脈の見える化」かと思うだろうけれど、人口の密集する都市社会では、実は自分の趣向や好みに応じた人脈はできにくい。ニンゲンたちがあまりに細かく枝分かれ、重なりあっているため、かえって気にいった出会いが遠くなる。異なった点の稠密な集合から似たものどうしの点をつなぐ線を発見するのが、難しいのだ。
 だからこそ合コンや結婚相談所や出会い系サイトなどがハヤってきた。都市ではつながりのための「もうひとつの場」が必要なのだ。そうなると、その「場」がもたらす「名簿」こそが新たなヒューマン・キャピタルになってくる。リクルートを起業した江副浩正が最初に集めまくったのも、各大学の卒業名簿だったものだ。』

とSNSの背景を通観した後、ソーシャル・メディアにかけているものは何か?について語ります。
『そもそもコミュニティがうまくはこぶには、欠かせないものが二つある。「役割の設定」と「報酬の設定」だ。プラクティスとインセンティブである。しばしば報酬(インセンティブ)ばかりが重視されるけれど、実はコミュニティにおいては参加者に役割(プラクティス)を与え、それにやりがいを感じてもらうことがもっと効果的なのである。』

『ソーシャルメディアに欠けていたのは、それだったのだ。武田たちはそれ以来、いつも「一番大事な質問は何か」ということを自分たちで問い、そしてコミュニティに向けていくようになった。そしていまは、次の段階にさしかかっている。その質問の束から「物語」を発見することこそが、企業の将来に寄与するものだと確信するようになったという。』

都会では趣味や主張やテーマを共有できる人が身近にいない・・・から始まりSNSの空隙を

何によって埋めてゆくか、はやはりインセンティブとプラクティスということになるのでしょう。

「私の役割」を「私の物語」までつないでゆく作業こそがSNSの新たなステージなのかも

しれませんね。