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はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。

tomokoさんと四国遍路の旅の準備をしていました。徳島を中心とした遍路コースの行程や

旅館を予約したり、地図・アクセス・るるぶなどを買いに行ったりです。

今年のプロセスをいろいろと思い出していました。

最年末の心臓手術から今月の検査入院、そして、無事回復のプロセスやヘルス・ケアのことなど。

もうひとつは、霊的なカルマ論について深く感じるところがあっての四国遍路の旅です。

わたしにとってはお礼参りのお遍路です。

錬金術と四国

「「硫黄」は万物の能動因であり可燃性である。「水銀」は万物の受動因であり流動性である。しかし、両者とも一貫性というものがない。だから、そのままでは溶けてしまう。だからこそ、不燃性の固体であり、一貫性をもたらす「塩」が調停者として必用になってくるのだ。
ここに我々は、カバラの生命の樹の3つの柱と類似した哲学を見出せるであろう。
いわば「塩」は万物の一貫因であり不燃性にして固体の要素である。
これがパラケルススの3元素説である。
しかし、この3つの元素は、火、水、土、風とは別次元の物である。万物は同時に四大によっても構成される。いわば、上記の3元素は、この四大の中で働く鍛冶屋のような存在でもあるのだ。あるいは、この3つの結合の状態で四大が生み出されもする。
 やがてこの3元素は7つの金属を生み出す。7つの金属は当然7つの惑星に対応していて、これはそのまま宇宙、マクロコスモスを指す。これはそのままミクロコスモスともつながり合う。」

これは、近代医学の祖パラルススの錬金術の思考です。

四国は神話の時代から古事記にある通り「四つの顔を持つ神」とも言われています。

錬金術では水銀と硫黄と塩を物質ととらえず「霊的プロセス」ととらえ、鉱物は惑星と結びついて

いるととらえる。

これは、密教にも通じる思考です。錬金術は硫黄・水銀・塩というプロセスから賢者の石(黄金)を

生成する秘術。黄金とは金属ではなく賢者の石という霊的な「叡智」です。

弘法大師・空海には土木・鉱山技師という隠れた顔があるといわれています。満濃池の灌漑

工事や水銀(丹生)の鉱脈にかかわりが深い。塩の道とされた四国、水銀鉱脈のある四国、

そして世界最大のアンチモン鉱床・・・なにかしら錬金術的なイメージが四国にはつきまとう。

六大 無礙にして瑜伽なり   『即身成仏義』 空海

(地・水・火・風・空・識という六大・・現象・実在の両世界の存在要素である六つの粗大なるものは、さえぎるものもなく、永遠に融合しあっている。)

四国の道に四大元素霊、ミクロコスモスとマクロコスモスの照応と一致。空と海を探す旅。

そして黄金のトライアングル(金の正四面体)を探し求める旅・・・。

八月八日九日と出かけてきます。月齢は12夜です。