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「庭からみた風景」






師走に入り、最後の駆け込みのごとく慌ただしい生活になっております。

今日は休日 ゆったり、まったりの自分時間です。

昨日、若者の地方移住が増えているというNHK番組があり、東京から島根県に移住した30代の夫婦を取

り上げていました。自分たちがどういう生活をしたいか?」ということを基に住環境を変えたそうです。

もちろん収入は減りますが、それに変えられないものがあるということで生活を楽しんでる様子がうかが

えました。面白いことにファイナンシャルプランで未来予測したところ、子供を持ち、マイホームをもつ

という生活を東京と島根でやった場合、最終的には島根で生活した方が老後の蓄えができるという結果で

した。

私達も「生活をデザインする」ということをコンセプトに、国道から2km離れた山の上にやまねこドー

ムを建て、6年目を迎えております。不必要なものが削ぎ落とされ、ゆるりとした時間とありがたい人間

関係の中で日常を過ごしております。仕事から帰ると、玄関のドアにお隣さんからおすそ分けのお寿司が

ぶらさっがっていたりしていて、最近の住宅街ではみられなくなったお付き合いも自分たちでつくって

いったものです。

静かな時間の中で、バックミンスター・フラーの「クリティカル・パス」を読みはじめております。

貪欲な法律家資本主義」という章で半世紀にわたったフラーの全世界的な社会事象の研究が書かれてあり

ますが、わかりやすい表現を引用すると「地球に乗り込んでいる人類によってうやうやしくも演じられて

いる利己的で恐ろしいほどに人為的な『財産ゲーム』」とあります。ゲームという言葉がひっかかりまし

た。大きなスケールで繰り広げられるゲームは自分たちにはわかりにくい。しかし、身近でおこると自分

に直撃してきます。

私は20年程前、東京で1年程広告の業界で仕事をしていました。そこの社長は「人生は『スティング』

よ。騙し騙されのゲームだわ。」と言ってました。感情的な人ではありましたが、温情タイプで江戸っ子

気質、善人だったと思います。しかし、一緒に仕事をすると、絶えずもめごとは起こる、周りの人間関

係では詐欺で騙された人や、自殺した人など、TVドラマを見ているようでした。当然私は心身ともヘロ

ヘロになり、松山に帰ってきたのです。人と金というカードでのポーカーゲームに巻き込まれてしまって

たわけです。その後、その社長は鬱病を患い、病院通い。私はシュタイナーでいう「第八領界」にしばら

く閉じ込められてしまったのです。

「第八領界」とは袋小路の中で堂々巡りしている状態です。これは苦しい期間でした。

「人生はゲーム」なんてとんでもない!

この状態から脱出している今、自分の中で何が大きく変わっているか?

自分の意識の空間が広がった。

ゆったりとした時間を楽しむようになった。

神仏の働きをありがたく思うようになった。

人間世界を超えた絶対的な法則があると確信した。

そして自分の本来の道にいる。

「人間の存在そのものが聖なる創造性の現われであり、各人は自分の人生をデザインできるのだという

絶対的な確信がある」というフラーの著書としばし格闘してみようと思います。

*第八領界 「千年紀末の神秘学より」
神秘学は進化、発展という概念を人間にも宇宙そのものにも適用して、一切の存在の根底に働く
「生命力」の諸相や背後にあってその働きをうながしている「霊的存在たち」のあり方を論じている。
この神秘学的な「有機体的思想」からすれば、存在するすべては、それぞれ七つの段階をたどって進む
外展と内展の繰り返しの中で、より物質的な方向に濃縮していったり、より霊的な方向に精妙化していったりする。ところがその進化の過程から疎外されて、いわば袋小路の中で堂々巡りをしている状態が例外的に現われたとき、神秘学ではそれを「第八界」と呼ぶ。進化そのものを「神の摂理」というなら、
第八領界は「呪われた状態」であり、「悪魔の誘惑」に陥った状態の下にある。