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どっとイブニング!(^^)!

今夜は誰もが憧れる純愛結婚物語。約70年も前の話です。

私の勤めるケアハウスにご入居のOさん。元タカラジェンヌです。

とても朗らかで明るく、ちょっと浮世離れした92歳のステキな女性です。

用があって、居室を訪問した時、手帳から1枚の写真を見せてくれました。

初めてのお子さんを抱いたOさんとご主人の白黒写真。Oさん20代です。

「そういえば、ご主人とは恋愛結婚だったんですよね。」

「そうなの。主人は宝塚の後輩の親戚でね。主人は支那の軍隊にいたの。私の知り合いで切符の

手配をする人がいて、なかなか手に入らない切符を取って頂戴とみんなに頼まれてね、後輩にも

切符頼まれていたの。それが、主人の切符だったわけ。日本に帰っている主人と、後輩と私とで

3人で食事に行ったのが、初めての出会い。翌日、六甲の料亭に主人と2人だけで食事に行ったのよ。

その当時、男性と2人きりになるなんて考えられないことだったけど、この人だったら大丈夫と

思ったのよね。それから、大阪まで、主人を送って、主人は支那の軍に戻ったわけ。

それから毎日、主人から手紙が届いたのよ。1年間くらいだったかな「あなたのことを思ってます。」

ということは書いてくれるんだけど、「好きです」とか「結婚しましょう」なんてこと一言も書いてな

い。その文章がまた、良くってね。終戦で、無事帰ってきてから、24歳で結婚したのよ。」

「出会ったその時に、2人とも決めてたんじゃないんですか?」

「そうね。あ~思いだしたら胸がいっぱいになってきた。」

「ステキなお話ですね、書き留めておいたら?」

「いやいや、この思いは大事に私の胸にしまって、あちらに一緒にもっていくわ。こんな話、

あまり人にはしなかったんだけど、今日はなんだか話しちゃった。お陰でその当時の思い

がよみがえってきた。ありがとう。」

「こちらこそ、今日は幸せ一杯の1日になりますね。」

70年の時を経て、よみがえる思いで幸せ一杯の気持ちになれるってステキですね。

現代は、逆境もなく簡単便利になっているので、なかなかこんな心に深く刻まれる純愛は少なくなって

きてるのかもしれませんね。