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バックミンスター・フラーの幾何学モデルを探る




どっとイブニング!(^^)! あっという間に1月も下旬になりました。

昨年4月から始めたお遍路旅は来月で満願となります。

昨年はお遍路旅を中心に生活が回っていたので、今年はこのやまねこドームでの暮らしに

意識をフォーカスしようと思っています。

不思議なもので、世の中的にはやまねこドームは私の所有する不動産ということになって

いますが、なんだか一般にいうところの不動産とは思えないのです。

やまねこ、(有)上弘のH社長、夢の里のY社長、設計士のコッシーさんと皆の思いが

1つになって、知恵をだし、体を使い出来上がった、球体の家です。

「これいくら?」とお金で取り引されたのではありません。

住まいとは、暮らし方や活用法によってはどんどん変化します。人の意識の有様をそのま

ま映し出すものです。人の営みが消えた時に、不動産という物になってしまう。

住居とは元々そういうものだと思います。

今年に入って、バックミンスター・フラーの著書「宇宙船地球号操縦マニュアル」

を読み返しています。フラーの思想から生まれたドームハウス、

やまねこは「地球を学ぶオブジェクト」として考案されたのではないか、とブログに書い

ておりました。

今年は原点に戻り、やまねこドームで地球型ロハス・ライフを考えていこうと思って

います。

「暮らしの発明家」 2014.7.29byやまねこ

はい、どっと・ちゅーんあっぷ(=^o^=)やまねこ閑々堂本舗でございます。

カンカン照りの夏の日差しは自家発電の電気になります。

「電気ですかー!電気があれば何でもできる。」というのは思い込みです。

「暮らしの発明家」を自称するライフ・デザイン研究所のやまねこ博士というわけでも

ありませんが、バックミンスター・フラー博士は次のように語りました。

『本来、「自然が人間に求めたのは、全包囲とはいかないまでも、幅広い適応性だった。だからこそ、自然調整用のスイッチボートたる頭のほかに、心というものを人間に与えたのだ」
歴史的に見て人間の適応能力と発明とが人間を地球上に広く拡散させた。一歩進んで、生物界を見ても、ある時代に特化した存在が、次なる環境変化に適応できずに滅びることが分かっている。最近では、これが遺伝子の画一性につながっているものとして危惧されるものであるが、多様な遺伝子の可能性を持った出発時点での生命体ならば、環境への適応も容易である。 
こうした視点で操縦されないといけない宇宙船地球号は、「統合的にデザインされた機械」であり、問題は「取扱説明書」が付いていないということだ。私たちは自分たちの最高の能力、つまり知性を使って操縦マニュアルを作っていくべきである。宇宙を分割していき、的確に把握して分析できる概念だけを浮き彫りにしていくべきであるとフラーは力説している。宇宙もエネルギーも有限であり、「宇宙は超巨大な永久運動のプロセス」である。』(『宇宙船地球号操作マニュアル』)

宇宙の実験室としてのわたしたちの地球環境を維持しながら、生きて行くための

全生命的テクノロジーをホリステックな科学技術として構築してゆくことが人類の役割だ

としました。

フラーは宇宙船地球号の乗組員としての環境・生態学的自覚をうながしたのです。

科学技術を生み出すのは、人間の頭なのですが、宇宙に適合した統合的デザイン・サイエ

ンスを生み出すのは人間の心だということ。そして、それは超物質的な知性・・・メタフ

ィジックスを必要とする。最大の資源とは人間のメタフィジックな知性だというのです。

宇宙船地球号の取扱説明書・操作マニュアルを作るということは、とりもなおさずまず

自分たちの暮らしのマニュアルをより地球型・持続可能なスタイルに創意工夫してゆくこ

とにつながります。

やまねこは、自分の身辺生活をもう一度棚卸して、古いもの・無用なもの捨て去り、暮ら

し方にも時間にも余白を作ろうと思います。記憶・モノ・こだわりなどすっきりと捨てる。

新しきものは古いものを捨て去った後にできるスペースにこそ入ってくることができるの

だろうと思うのです。

お盆に向けて棚卸と暮らしのリソース、四国遍路の旅モードです。