「ドームハウス愛媛」


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「桜染め シルクストール」

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「桜染め シルクストール」

今年の桜で染めたシルクストールです。
やさしいサーモンピンクになりました。
ピンクでもマゼンダ系などショッキングピンクだと、日本人の肌色には強すぎて顔色が悪く見えがちですが、このくらいの桜ピンクだと顔色が明るく見えますね。^^/
シルクストールでも織り方によって色の染まり具合も変わってきます。

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「桜染め シルクストール」
この2枚は着色しずらかったので、2度染め、3度染めをしました。
写真では分かりにくいですが、しっかり染まった分、オレンジが少し強いようです。
桜染は小枝を煮詰めて染液を作ります。昔は桜で茶色を染めていたそうです。桜染はオレンジやベージュを取り除いてピンクの色を抽出するのが難しい。昨年よりはピンクが出てきました。


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桜の染液です。昨年よりピンクが強くなっています。
工房「やまねこ庵」ができたので、数日かけて小枝を炊いたり、冷やしたり、じっくりしこむことが出来ました。小枝を煮詰めた3液目と4液目を混ぜて染液を作りました。昨年は初めてで、工房もなく2日で煮詰めた染液でした。
染色家の方は30~40日の日数をかけて染液を作るとのことで、来年はもっとゆっくり熟成させながら染液を作っていこうと思います。
桜染は花が咲く前の小枝に溜めた色素を抽出して染めます。
これから咲こうとする花の命を頂いてその命を桜色として再生します。
年に1度、そして2度と同じ色に出会うことがないというのも草木染めの面白さかなと思います。

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