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『魂のルフラン』高橋洋子





はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)やまねこは、オヤジ世代なのですが、最近「便利とエコ」

についてよく考えます。多くの人が都市部に住みたがるのは、やはり都市は便利だからです。

また、ビジネスを通じてお金を得やすいからです、都会は、便利でエコノミーなのです。

一方、田舎は不便ですが、スローで、自然環境豊かです。いわば、不便かつエコロジカルなの

です。エコノミーとエコロジカルは、いずれもECOなのですが、両方望みたいのが現代人の悲しい

性というものかもしれません。

地球型生活を模索しているやまねこにとっては、ゆゆしきテーマと言えるでしょう。

わたしは、この二つの両立困難なエコとエコの間に「ゆるい生き方」を入れてみたいと思ってい

ます。「肩に力をいれないでもいい暮らし」というものを考えているのです。

なぜならば、「人生は、所詮金だ。」という考え方の中には、すべてお金に換算するという見方が

あるように「自然な生き方がベストだ。」というナチュラル志向にも「金を得たものが有利だ。」

という似た志向が見られるからです。

むしろ、お金に換算できないものにこそ、カルチャー・クリエイティブな生き方の原点があるよう

な気がするのです。

だからといって、昔に帰れ、不便に還れ、都市文化はいけない・・といったピュアリタン的になる

のもいかがなものでしょうか。

「あれか、これか。」というのは、ゆるい生き方ではないのではないかな。

むしろ、この二つのエコを共存させる知恵こそが求められているのではないでしょうか。

それは、ちょうど「ケチ」と「質素」の違いのようなものです。

「ケチ」は、すべてを自分の利益独占という面がありますが、「質素」は生き方の美学なので

あって、利益独占とは異なります。

ケチな生き方は、窮屈そうに見えますが、質素な生き方には、どこかゆとりが見えるのです。

厳しい経済環境は、当面続くでしょうから、「エコロジーとエコノミー」、「ケチと質素」とい

うダブル・テーマについて考えてみるのもいいかな。

 「友人のボブは、田舎の生まれだったが、猛烈に働いて出世してやがて、都会に住めるよう

  になった。

  都会に引っ越した彼は、再び猛烈に働いてやっと田舎で暮らせるようになった。」