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はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ脳トレ・ヘルス・ケア・センターでございます。

『基本を学ぶ』をテーマに、秋から年末までの課題と言うことにしました。

さっそく、書店めぐりをしていました。

白狐どんが「不得意科目が大事だよ。これ読んだらどう。」と勧められたのが、経済関係。

さすが商売の神様のお使いです。

『資本主義の終焉と歴史の危機』水野和夫著(集英社新書)です。ビジネス・マン必読書とのこと。

資本主義はすでに死んでいるというショッキングな内容。成長神話をいち早く捨てて、

新たなビジネス、経済の枠組みを構築すべきであり、その先鞭をつけるのは日本を置いて他にない。

そして速やかに「脱資本主義」の時代がくる、というのです。

資本主義そのものが崩壊してゆくという巨大な歴史サイクルの中にあるわたしたちの現状

を解き明かしてゆきます。

トンデモ本や預言書の類ではなく、内閣審議官もつとめた元三菱モルガン・スタンレーの

経済アナリストという実弾込みのキャリアを持つ人だけにその根拠を分析する視線は、シビアで

精緻な印象。

この人の主張をじっくり、学んでみようかなと思いました。

「10年を超えてゼロ金利政策が続いているということは、資本主義が機能していないことを

明確に示しているということであり、利潤を生むビジネスが不可能と言うことであり、したがって

資本が資本を増殖させることによって、拡大してきた資本主義が終焉を迎えているということ

なのです。これをもっともはやく実現している国は日本であるという自覚を持つ必要があります」

というのが、おおまかな主張のようです。

経済動向は、多くの人がウォッチングしている巨大な波なので、局所的現象にとらわれず

全体を理解する目を養うべきとは思います。

やまねこの不得意科目から、手を付けて「基本を学ぶ」にとりかかろうかなと思っています。